知り合いを尋ね、用事を済まし、必ず立ち寄るバルがある
特にこの界隈はタバコが決定的に吸えないのであるが
このバルだけは美味しい料理にワイン、そしてタバコがすえるのである

しかも昼から営業しており、ピンチョスと軽く泡を一杯(値段も安いのである・笑)
そして、のうのうとタバコが吸える
不良親父には聖域である

この日も用事を済まし、バルへまっしぐら!50mも手前からタバコを握りしめ・・・である

あれ?・・・看板が消えている、そして、張り紙が・・・
「諸事情により昼の営業はお休みさせていただきます体制が整い次第再開いたします」
が~~ん!中にスタッフが見えたので声をかけてみると「人手不足とのこと」・大涙

私の喫煙タイムが。。。
しばし途方に暮れておりました
仕方がない、ピンチョスは諦めてとぼとぼと近くのカフェに

ニコチン切れでバルまで猪突していたゆえ気づきませんでしたが
ランチに泡を注文すると¥350とある(一服はテラスでさせてくれるのでは・・・?)
うわ、ラッキー!とばかりに飛び込みました

あれ??明るい日差しが差し込む清潔な店内は私以外は全員女性
しかもです、多くは乳飲み子を抱っこした若いお母さんたちです
し、しまった!とばかり慌ててタバコをしまい席につく

と・と、隣の方が授乳されています!!
サッと前掛け状のタオルで隠されましたが
きっと呆然としていたのでしょう、ニッコリと微笑み、会釈をくださいました

うっとり・・・美しい、あまりの美しさは聖母マリアのごとく・・・です
思えば数十年前はよく目にする光景ではありました

気がつけばあちこちに美しくもたおやかな光景が
私が入店しなければ前掛け状は無かった世界なのかもしれません
いったい何次元に足を踏み入れてしまったのでしょう



バークレーに滞在していたとき
ソニーロリンズのライブにでかけました
サンフランシスコの港湾地区、デンジャラスゾーンである

地図を片手にうろうろしていると、ほんの少しの街灯に廃墟だらけのエリアに出てしまった
建物は崩れ落ち、ガラスというガラスはすべて割れ壁にはペンキの落書きだらけだ、やばい!!
次の瞬間強いライトがズバッと私に目掛けられた

決定的にやばい!!!
強い光の向こうのシルエットは2メートルはあろうかという大男だ、絶体絶命にやばい!!!!
逃げようとした瞬間、がしっと腕をつかまれ、恐怖でひきつった

GET、AWAY、FROM、HERE、 N~~OW

一語ずつゆっくりと威圧する野太い声・・・警官であった
お前が入り込むエリアでは無い、という事らしかった




泡を口にすることも無く、注文のパスタもそこそこに

get away from here N~~OW

一服ができたのは2時間後、螢明舎のカウンターの中であった。









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