珈琲の楽しみ方について

ご自由にどうぞ!
・・・と言うのが本音です(笑)

というのでは「HPを作った意味がないでしょ」と
若いスタッフに叱られそうなので
ひとつの意見として能書きにお付き合いください

ある映像作家に
「珈琲に詳しくなるにはどうすればいいの?」と聞かれました
「私だって知ってる事しか知りませんし、そんなの解りませんよ」
「ただ想像するに、毎晩何作ものDVDを見たところで、
果たして映画通になれるでしょうか」
そんな禅問答で大笑いいたしました

「珈琲の味の深さは、その方の人生観や経験値、
なにより日々楽しむ心に正比例する」

とは先人のお言葉です
味や形に定点を見出すことではなく
(そんなものは有り得ないと思いますが)
イマジネーションを刺激してくれる触媒として
多様な琥珀色の世界を楽しむことが
貴重な経験へと導いてくれる
少なくとも、私はそう信じております

しかし、この部分を掘り下げると大変なことになるので(笑)
「cafe螢明舎限定の嗜好品」としてお話しさせてくださいね

「珈琲の話」でも書きましたが
cafe螢明舎ではブレンドが生命です

ロア・ブレンドはソフトなタイプ(コクとやや酸味を帯びた甘味)
ケア・ブレンドはストロングなタイプです(コクに苦味が調和した甘味)

どちらも濃度は同じなのですが、豆の種類、焙煎の度合いも
それぞれまったく違います(詳細は秘密ですよ…笑)
お好きな方はブラックをお勧めします、純度の高い珈琲の
トロリとした濃度と糖質を味わって頂けると思います

cafe螢明舎のブレンドは、お砂糖とクリームを入れることで
お菓子のような個性を発揮します
お砂糖は純度の高いザラメ、クリームは
乳脂肪分45%の生クリームを使っています
珈琲の力強さに負けないように行き着いた
レシピなのですが、少し技がいります(笑)

①まずザラメをお好みでいれて頂きよく撹拌してください
(ザラメゆえ溶けにくいのです)
②次に生クリームのピッチャーを食器のふちに当て、
 滑らすように注いでください
 生クリームは珈琲の表面に浮かび乳白色な表面が出来上がります
(生クリームゆえ冷たくなっています、
 かき混ぜてしまうと珈琲の温度も下がってしまいます)
③そのままお口に運んでいただければ、口の中ですべてが交じり合い
 ハーモニーの出来上がり

カフェ・オ・レもおすすめです
こちらは乳脂肪4・4%(濃いでしょ…笑)
コン・レ・チェはこの牛乳を楽しんでください
隠し味が決め手なんですよ

「お菓子の話」でも書きましたが
珈琲とお菓子のマリアージュも是非お試しください
ハーモニーが絶品です

そうそう、最近コーヒーカップにスプーンを入れたまま…
という風景をよく拝見いたします
私にはとてもエレガントには思えないのですが
これはマナーなんでしょうか
その理由をどなたかご存知でしたら教えていただけませんか?
よろしくお願いいたします