星野道夫の季節

星野さんが他界されて何年になるのだろう
亡くなられたのは8月のはじめでした
しかし、私にとっては今頃が命日の気がしてなりません

「おい、今年の星野さんは遅いね」とか
「あれ!?もうそんな季節ですか!」とか
スタッフやご本人とやり取りしたものでした

今思えばワタリガラスの伝説のように
ぶらりと現れる

「今年の夏はあぶなかったです」とか
「凄い体験をしました」とか
「下田さんにそっくりな人に逢いました」とか

土産話に花の咲いた季節です

私は、そんな冒険家がまぶしくて仕方が無かったのですが
俗世に暮らす凡庸は
無関心を装う事でバランスを保っておりました

「子供たちをお願いします」とか
「私はゴルフ場のないような原始には近付きたくない」とか
逃げ回る私

おまけに
「なに言ってんですか、アラスカにもゴルフ場ぐらいあります」
「・・・・」
私のギャフンにニヤリとされ
それでもユーコン川の川下りを薦めてくれたものでした

星野さんが存命でいらしたら
私の子供たちはどうなっていたんだろう・・・

これからが

星野さんのやってくる季節です。。。

谷津の黄金色

谷津遊園が閉園して30年にもなるのですね
あの頃のゴーストタウンを思い出します
閉園後も数年残されていた大観覧車がもの悲しく
そびえ立っておりました

跡地は団地とバラ園、そして広々とした公園となりました
しかし、こんな銀杏はあったのかな・・・
おそらくは造成で植え込まれたのかもしれないのですが

大地

しっかりと根を生やした存在感は
人が住む街として認めてもらえたような
そんな見事な黄金色です

お客様から
そんな銀杏の実をいただきました。

私の知らない螢明舎の不思議

一期一会は仕事の基本でありましょう
開店以来沢山のお客様やスタッフと袖をすりあわせてまいりました
喜怒哀楽、千変万化な流れがお店の周りを通り過ぎてゆきました

言葉では説明しにくい事、不思議な事も沢山ありました

しかし!ついに現れました・笑

「谷津の螢明舎つくったの僕なんだよね・・・」

は?

だいたいの事の流れをお話になられるお客様・・・
「従って、君は僕に会っているんだよ」

??????

「レセプションやったじゃない」
いや、やってはいない・・・

摩訶不思議、勘違いなどと言うレベルでもなく
実しやかとはこの事なのだろうか
私は段々楽しくなり、質問などさせていただきました

概ねそんな感じではあろうお答え

しかし、確か私は本人であるはずである・・・

「知らない、お逢いした事も無い」と言う事実を
その方にお話しするのは無粋であり、失礼なのでは
そんな気持ちにさせていただきました

面白い、実におもしろい

火の無いところにも煙は立つ、そんな経験はそれなりにさせていただきましたが
直截、目の当たり、というのはまったくの初体験でした

こんな不思議な体験を
いったいどの引き出しにしまえばよいのでしょうか

世の中と言うのは実に面白い。