微力ながらの露出

このところ螢明舎が沢山のメディアに露出しました
新聞、雑誌、はてはTVのぶらり系バラエティー番組まで・・・

消えて無くなりそうな灯火を
日々そっと背中を押してくださるお客様への感謝が絶えません
スタッフ一同、気張って仕事をしてゆきたいと思います・親指!

ライターさんやカメラマンさんとの出会いもありました
世代の違う方からの目線に、驚くやら恐縮するやら
取材とはとても楽しいものですね

時間の経過は、在りようまで違った世界を加味させてくれるんだな~なんて
私の方が逆取材なんて場面も沢山ありました・笑

そして、そんな影響でご来店くださったお客様
谷津店では、谷津遊路商店街にいらっしゃる理由もなかったようなお客様が
(周辺には津田沼やららぽーとなどがあるので・・・)

生鮮3品などとても安いお店が沢山あることを知っていただいたり
美容室やおしゃれな雑貨屋さんがあったり
谷津バラ園の素晴らしさを再認識していただいたり

商店街の一員として、微力ながら貢献できたかな~などと

八幡店では、都内からわざわざご来店され、あまりの近さ便利さに驚かれていたり
いままで乗換えだけで通過していた方々が本八幡に足を止めてくださり
街の面白さについてもずいぶんと拝聴いたしました

とくに様々な飲食店、美容院の多さに驚かれていたり
「住みたい!」なんて方も
面白いのは八幡周辺にお住まいでも八幡の街を利用されてなかった方の多さにびっくり

螢明舎がきっかけに街への好奇心を増幅していただけたら嬉しいです・・・もちろん微力です・汗

コーヒー一杯のイマジネーションが
微笑みとともに頂戴した宝物が沢山ありました。

自由が丘にて。。。

知り合いを尋ね、用事を済まし、必ず立ち寄るバルがある
特にこの界隈はタバコが決定的に吸えないのであるが
このバルだけは美味しい料理にワイン、そしてタバコがすえるのである

しかも昼から営業しており、ピンチョスと軽く泡を一杯(値段も安いのである・笑)
そして、のうのうとタバコが吸える
不良親父には聖域である

この日も用事を済まし、バルへまっしぐら!50mも手前からタバコを握りしめ・・・である

あれ?・・・看板が消えている、そして、張り紙が・・・
「諸事情により昼の営業はお休みさせていただきます体制が整い次第再開いたします」
が~~ん!中にスタッフが見えたので声をかけてみると「人手不足とのこと」・大涙

私の喫煙タイムが。。。
しばし途方に暮れておりました
仕方がない、ピンチョスは諦めてとぼとぼと近くのカフェに

ニコチン切れでバルまで猪突していたゆえ気づきませんでしたが
ランチに泡を注文すると¥350とある(一服はテラスでさせてくれるのでは・・・?)
うわ、ラッキー!とばかりに飛び込みました

あれ??明るい日差しが差し込む清潔な店内は私以外は全員女性
しかもです、多くは乳飲み子を抱っこした若いお母さんたちです
し、しまった!とばかり慌ててタバコをしまい席につく

と・と、隣の方が授乳されています!!
サッと前掛け状のタオルで隠されましたが
きっと呆然としていたのでしょう、ニッコリと微笑み、会釈をくださいました

うっとり・・・美しい、あまりの美しさは聖母マリアのごとく・・・です
思えば数十年前はよく目にする光景ではありました

気がつけばあちこちに美しくもたおやかな光景が
私が入店しなければ前掛け状は無かった世界なのかもしれません
いったい何次元に足を踏み入れてしまったのでしょう

バークレーに滞在していたとき
ソニーロリンズのライブにでかけました
サンフランシスコの港湾地区、デンジャラスゾーンである

地図を片手にうろうろしていると、ほんの少しの街灯に廃墟だらけのエリアに出てしまった
建物は崩れ落ち、ガラスというガラスはすべて割れ壁にはペンキの落書きだらけだ、やばい!!
次の瞬間強いライトがズバッと私に目掛けられた

決定的にやばい!!!
強い光の向こうのシルエットは2メートルはあろうかという大男だ、絶体絶命にやばい!!!!
逃げようとした瞬間、がしっと腕をつかまれ、恐怖でひきつった

GET、AWAY、FROM、HERE、 N~~OW

一語ずつゆっくりと威圧する野太い声・・・警官であった
お前が入り込むエリアでは無い、という事らしかった

泡を口にすることも無く、注文のパスタもそこそこに

get away from here N~~OW

一服ができたのは2時間後、螢明舎のカウンターの中であった。

星野道夫が帰ってきた。

星野直子さんが届けてくれた作品
一頭のグリズリーがこちらを見詰ている

「直子さん、これは星野さんだ。。。」

私は言葉を失い鳥肌がたってしまった
こみ上げるものをコントロールできない・・・

18年前、カムチャッカに向かう星野さんの背中に声をかけた
「いってらっしゃい、気をつけてね!」
私は、この旅が最後の旅になってしまうのをどこかで知っていた

そして私の時間も停止した

夕日なのだろうか・・・精悍なグリズリーは眩しそうにこちらを気にかけている
あの日、振り返ってニヤリとした星野さんである

「星野さんおかえんなさい!!」

18年の空白、私の中の何かが溶けていった。