キッシュやサンドウィッチについて

パリ、サンジェルマンからカルチェラタンの
裏通りを歩いているとお惣菜屋が沢山ありました
通りにせり出し山積みになったお惣菜たち
お洒落な赤白のテーブルクロスでカラフェにたっぷり白ワインを頂いて
「こりゃピザかな?」と新聞紙にくるまれたワンピースをほおばる…
こいつがキッシュでした
まるで日本のお祭りの屋台に山積みされたお好み焼きのよう
昼下がりの朝食でした(笑)

cafe螢明舎のキッシュはチーズソースたっぷりの
グラタンのような仕上がりです
南仏風ラタトゥーユとクスクスを添えた
プレートでお楽しみください

バスチーユのオペラ座で「ドン・ジョバンニ」を観劇した日
フランス語のまったくわからない私ですが、お店で聞きなれたモーツァルトです(笑)
幕間はジャンボン・フロマージュをつまみながらのシャンパーニュ
「こりゃたまらん!!」
日暮れ時からのワクワク感にこの上ない高揚と旅情を用意してくれました

ジャンボン・フロマージュの命は、
なんといってもバケットの味につきると思います
いままで色々なパン屋さんに出会いましたが、
現在のものがとてもしっかりしていると思います
濃厚なパルマの生ハムとグリエールチーズのマリアージュです

パリの朝は遅い
ホテル近くのカフェに何度か通ううち
ギャルソンとも顔見知りになりました
ある日はクロックムッシュにカフェ・オ・レ
そして、ある日はクロックマダムに白ワイン(笑)

クロックムッシュは少しアレンジして
自家製のローストポークをご用意させていただきました
肉は北海道のホエー豚
卵は自然養鶏卵、アレルギーの方でも食べられるんです

クロックマダムはとてもシンプルな存在感です
しかし!ツナと野菜をペースト状になるまでを煮込むこと6時間以上
一番手間のかかる栄養たっぷりの料理ですよ

ラタトゥーユも野菜の煮込みです
調味料は何も入っていませんが
ワインで煮込む事で味が凝縮いたします

手間がかかるのと材料費が大変なのは螢明舎の弱点です(笑)
お客様の「美味しい!」の一言に励まされ
避けることのできない心意気として「頑張らねば!」
っと思っております